Microsoft : Power Virtual Agentsを使ってみたら凄かった。
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Microsoft : Power Virtual Agentsを使ってみたら凄かった。
先日、お仕事で、Microsoft社が提供しているアプリ「Power Virtual Agents」を利用させてもらったのですが、これがとても使いやすかったので感想を綴りたいと思います。
とはいえ、本アプリは、マイクロソフトのアカウントでは利用できず、(仕事・学校などの)組織のアカウントでないと利用できません。
そのため、個人で利用している本ブログではアプリ上の画面を表示させれないので、文章のみになりますが、ご参考になればと思います。
Power Virtual Agentsとは
Power Virtual Agentsは、チャットポットといういわゆるカスタマーサービスなどに利用されているチャット上での会話型ボットを開発できるアプリです。
プログラミングの知識なくても、マウスとキーボード操作だけで簡単に開発できます。
公式サイト:https://powervirtualagents.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトの(仕事・学校などの)組織のアカウントを持っていれば利用することができ、無料でも(無料試用版を)利用することができます。
ただし、無料試用版はTeamsのアプリ上でしか利用することができません。
ということで、私も2日間ほど無料試用版をTeams上にある「Power Virtual Agents」を利用してみました。
チャットポッドを作成するのははじめてでしたが、直感的にわかりやすいシンプルなつくりであるため、マニュアルを読み込まなくても、試行錯誤すれば、数時間で簡単なアプリを作成することができました。
作成のポイント
作成で重要なポイントは下記3点
- チャットで利用されるキーワード(用語)を登録する (例:操作方法、初期設定、装置名など)
- キーワードが選択されたときの処理をフローチャートで作成する
- 作成したフローチャートで対応できないキーワードの場合は、カスタマーサポートに電話やメール対応するように設定する
上記の考えを理解していれば、目的にあわせてキーワードの数と、フローチャートを増やすだけ。
ネットをググれば、詳細について書かれている記事がいくらでもみつかると思いますので、興味ある方は調べてみてくださいね。
分析ができるチャットポッド
無料試用版であっても、チャット利用者が何を知りたくて利用したのかなどの分析ができます。
標準で分析結果を視覚化してくれる機能が搭載されています。
ただし、合計セッション数、エンゲージメント率、解決率、解決率の要因などを表示してくれるものの、データ活用という点ではいまいち使いにくく感じました。
そのため、チャットポッド履歴をCSVファイルでダウンロードして、Excelや、Power BIを利用して個別に分析するのが良いかと思います。
チャットポッド履歴をCSVファイルでダウンロード
CSVファイルでは
- 利用した日・時刻
- 利用者が最初に入力した用語
- 利用者が使用したフローチャート
- チャットのやり取りを文字で記録
- 利用者が解決できたか、できなかったか
などを収集することができました。
上記から
問い合わせが多い時間帯を知ることができる。
日別、月別、曜日別の問い合わせ内容や件数を分析できる。
利用者の入力した用語や、使用したフローチャートから、ユーザーがとくに知りたいことを分析できる。
チャットのやり取りを文字で記録できるため、より利用者が理解しやすいフローチャートに改善することができる。
利用者の解決有無を知ることができるので、客観的にフローチャートの問題点を洗い出すことができる。
のではないかと思いました。
いまのところ私の業務で活用することはないですが、
いつか個人事業主にでもなる機会があれば、すぐに活用したいと思います。
個人利用できたらいいのになぁ〜。副業に活かせるのに・・・笑)
Power Automateや、Power BIなど次々と無料利用できるアプリを出し続けているマイクロソフト。
景気後退で株価は一時的に下がろうが、まだまだ飛躍していきそうですね。
マイクロソフト株を少しずつ買い増していこうかなw