書籍紹介『ヘコんでも折れない レジリエンス思考』小玉正博 (河出書房新社)
タイトルの”へこんでも折れない”に惹かれて読ませて頂いた本をご紹介。
ヘコんでも折れない レジリエンス思考: 復元力に富む「しなやかな心」のつくり方 新品価格 |
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◆ざっくりとどんな内容が書かれているか?
”レジリエンス”とは、”目の前の状況がいかに困難でも、心が折れず、それを克服してゆける心の強さ”のこと。
心理学や精神医学の分野で呼ばれています。
本書では、ストレスフルな日常を生き抜いていくための、レジリエンスに基づいた”しなやかさ”思考法”レジリエンス思考”について下記6項目を紹介しています。
- 冷静さを身につける・・・意識を集中させる訓練を行う。自分を客観的に俯瞰する「メタ認知」がレジリエンスを高める。
- 柔軟性を養う・・・代案を考える「経路思考」を身につける。できること・できないことを見極める。小さな目標を積み重ねる。
- 楽観性を機能させる・・・悲観的な性格は変え難いが、思考は変えられる。ポジティブな言葉を増やす。自分でコントロールできる範囲を超えない(機能する楽観性であれ)。ネガティブな感情が残る反省は不要。視点を変えて状況判断を変える。
- 自信力を育てる・・・「●か×か」ではなく、グレーゾーンにいる自分を求める。自信のつく言葉を口に出す。達成経験や楽しいと感じることで自信を持つ。
- 人間力を高める・・・仕事においては、個人の内面より社会とのつながりや、そこから生じる使命感が大事。
- 回復力を鍛える・・・困難な体験を意識のすみに追いやらず、正面から向き合う。逆境の体験に、ポジティブな意味を見いだす。
- 日本人特有のレジリエンスの強化・・・失敗しないことではなく、なんとかする力を養う。答えのないところに、答えを見つける力の大事さ。
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◆個人的にためになった内容
レジリエンス思考の中の”楽観性を機能させる”についてもっとも興味をそそられました。
私はどうしても悲観的に考えてしまう性格で、よほどご機嫌な日を除き、ポジティブに考えることが苦手なのです。
本書で学んだことを生かし、自分でどうにかできる状況かどうかをまず考え、できることならを楽しみながら達成するまで頑張る、できないことなら、”できない”という。まずはここまでの思考をくよくよ悩まずできるように頑張りたいと思います。
もちろん仕事では、”できない”だけではすまない場合もありますが、そのときは、できない内容を小さな達成目標に分解させて、ひとつひとつ処理できるように努めたいと思います。
まぁ、ロールプレイングゲームと思えば、楽しくできるかな。
あはは・・・
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