書籍紹介『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子 ( 幻冬舎 )

 

「日向坂で会いましょう」で話題になった本書を楽しく読ませて頂きましたのでご紹介させていただきます。

それではよろしくお願いします。

 

『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子 ( 幻冬舎 )

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

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◆本書の内容

 

年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。

恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。

不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。

「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。

ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。(Amazonサイトを引用


隣人の愛を知れ (幻冬舎文庫)

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所感

さすがコピーライターに携わっていた方!と思わされる魅力的なタイトルに惹かれて読ませていただきました。

試着室に入るとともに、回想シーンに突入。

彼との思い出が具体的なエピソードとともに描き出され、あたらめて自らの気持ちと向き合う彼女。

まるで連続ドラマの最終回のようで、とても楽しく読み進めることができました。

 

すべて彼とのデートのための一着を試着していると思いきや、元カレの披露宴に出席するためのドレスを選ぶなんて話や、職場の年下男子に片想いする話があったりと、恋愛小説好きの女性たちにも飽きさせない作品づくりに感銘を受けました。

 

エピローグの主人公となった定員さんが、お客さん(マサコさん)に対して言った言葉

「そうですね。誰にでも意見はあります。でも、素直さと意思の強さが共存できるのは、お客様の個性だと思いますよ」

こんな素敵な店員さんに出会いたいものですね。

 

おすすめの一冊。

ただそれだけの片想い 始まらない恋・終わらない恋 (集英社文庫)

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