書籍紹介:これからどう生きる?「50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき」山本直人(日経BP)
「50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき」山本直人(日経BP)
50歳というわけではないが、とっても読みやすそうだし、将来のためになると思い読ませてもらいました。
「50歳」 = 「これからどう生きる?」という人生の課題を改めて突きつけられる時期
親の介護、子供の受験、会社での異動、部下の育成、経営陣からのプレッシャー、自身の健康不安・・・
本書では、必死に考え、時に学び直し、人の話に耳を傾けて行動に移した人たちの物語を紹介しています。
- 働き方を変える
- キャリアを振り返る
- ゼロからの再出発
- 出世は運か実力か
- 部下を育てる
- 仕事と家庭
- ”今”を生きる
個人的には、3章「ゼロからの再出発」出向で支店長になった方のお話が読み応えがありました。
「称賛」を求めず、「感謝」を積み上げる
出向先の平穏な日々でエネルギーを持て余した支店長のお話。
30歳台のもっとも脂が乗っている頃は、業務の中心メンバーとして、人から「すごいですね!」と言われることに喜びを感じ、自身のモチベーションとしていたが、支店長にもなると、そういう業務に携わる機会も、称賛される機会も減る。
そんな管理職の立場で、モチベーションをあがる方法はあるのか・・・。
そんな支店長が、同じような立場の方との昔ばなしの中で、気づきを得たのが、「ありがとう」の言葉の大切さ。
「すごい」といわれることができなくても「ありがとう」といわれることに取り組む。
仕事の内容でなくても、部下の不満の声を拾って、職場の設備の改善を行うなど、支店長だからこそできることがある。
誰かの役に立つことを自身のモチベーションにして、取り組み、職場の雰囲気を変えて、さらに飛躍していった支店長のお話。
自分も会社では、(たいした役職ではないが)管理職の立場。
ぜひとも実践していきたいと思います。
本書は、50歳の方も、そうでない若手の方も、ぜひ手に取って読み込んでほしい一冊。
かなりおすすめです。
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