書籍紹介『しぐさで心理を読む方法』山辺徹 (河出書房新社)
「しぐさで心理を読む」というタイトルに釣られて読ませて頂きましたのでご紹介させていただきます。
それではよろしくお願いします。
『孤独という病』池田清彦 (宝島社)
◆本書の内容
『しぐさで心理を読む方法』
本書の構成
- 隠された敵意・好意は、このしぐさから読み取れる
- 相手の深層心理は何気ない身振りから見抜ける
- マンウォッチングこそ人の性格を知る第一歩だ
- こんな動作を思わずしてしまう心の不思議
- いつものジェスチャーには国民気質が見事に表れる
- なぜ男と女、子供と大人は別のしぐさをするのだろう
昔に”FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学”という似たようなジャンルの書籍を読んだことありましたが、かなりマニアックなほど詳しく書かれてて読むのを途中断念。
それに対して本書は、素人な私にもわかりやすく実践しやすい内容が多く、非常に読みやすい本でした。
(若干、女性に関する記載で、著者の一言多いコメントが気にはなりましたが・・・)
後半には、日本人と海外の方とのしぐさの違いについても紹介されておりますので、外国人の方と交流がある方には勉強になるかもしれませんね。
とはいえ、本書に記載されているしぐさを実践しようとすればするほど、”相手は自分の話に興味がない”んだ・・・などと、無駄に考え込みすぎて、対人恐怖症になってしまうかもしれないので、ポジティブなしぐさをメインに実践した方がよいかもしれませんね。
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学びメモ(しぐさ)
- 服従のしぐさ:体を縮めて丸くする。攻撃者よりも姿勢を低くする。
- 友人同士で話していて、相手がちょっと視線をそらすのは、緩やかな拒否のサイン。相手はその話題に興味がないか、避けたがっている。
- あごをあげて話す人は、自分をえらいと思わせたい人々に共通するポーズ。
- 指の腹で鼻をこする行動:消極的な「拒絶のサイン」。頼み事をしてこのサインをされた場合は、脈なし。
- 鼻の下を指の背でさする時の心の中:話の内容に自身がもてないか、ウソをついている可能性あり。(人は「ウソ」や「隠し事」をしようとするとき、無意識に口を隠す)
- 心が満たされないとき、無意識のうちに自分の体にさわっているのは、自分自身に仮の親密性を求めている。(自己親密性という。)例えば、ほおづえ、髪の毛をしきりにさわるなど。
- 手を目にもっていくのは、心に動揺がある証拠。じぶんで自分の体に触れることによって緊張を解こうとする「自己接触行動」の一つ。
- 「イエス」の「肯定のサイン」:話している相手の手が、自分のあごをなでている場合は、リラックスしてあなたの話を聞き、しかもそれを肯定的に受け入れようとする可能性が高い。
- しきりにまばたきをする人は、緊張して気が弱くなっている。まばたきの回数は、その人の「緊張の度合い」を示している。
- 緊張していると、身近なものに触りたくなる。(転移活動という。)タバコを吸うなど。
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