書籍紹介『ライフピボット 縦横無尽に未来を描く 人生100年時代の転身術』黒田悠介 (インプレス)
昨年出版されて、買おうかどうか迷っていた書籍が図書館に置いてあったので、今回読ませて頂きましたのでご紹介します。
それではよろしくお願いします。
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◆着実に新しいキャリアへ踏み出す考え方を学べる本
本書の内容
ライフピボットとは、過去の経験による蓄積を足場にして、着実に新しいキャリアへと一歩を踏み出す考え方とのこと。
”ライフ”は”人生”、”ピボット”は、バスケットボールで使われる言葉で、軸足を動かさずにもう一方の足を動かして好きな方向に踏み出す動作のことを呼びます。
軸足(「経験の蓄積」と「偶然」)を固定して、好きな方向に踏み出し、キャリア転換するから、ライフピボットと呼ぶそうです。
- 「経験の蓄積」・・・本書の多くページを割いて紹介しております。
- 「偶然」・・・「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」という5つの行動特性を持つことで、偶然を計画的に味方につけることができると説明されていましたね。
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目の前の仕事に真剣に取り組むべし
本書では、スティーブ・ジョブズの「Connect The Dots」という言葉を紹介しております。
どういう意味か簡単に言うと、「何かにつながると信じて、いまの仕事に真剣に取り組もう」という意味です。
将来につながりそうなことをやっておこうと事前にあれこれやるのではなく、
今、目の前の仕事に真剣に取り組む経験の蓄積が大事ということです。
では、どうして目の前の仕事に真剣に取り組みことが、キャリア転換につながるのか?
それは、真剣に取り組み、学んだ自分の経験を蓄積させることが、新しいキャリアの可能性を開拓することができるからです。
目の前の仕事での経験を活かして、新たなキャリアに挑戦し、また新たな経験を蓄積・・・と、数珠つなぎで蓄積させることで、で、分析し、ライフピボットに必要な資産(お金以外も)を自覚的に「蓄積」していくことができるからです。
例えば、今、(もし自分が興味がない分野の)ライターのお仕事をしていて、グルメやスポーツ観戦に関心が高いなら、以下の3つの領域の経験へと繋げることができます。
- インタビュアー
- フードライター
- スポーツライター
上記で「インタビュアー」を軸足にするなら、
- フリーランスのスポーツライター
- スポーツ雑誌の編集者
- スポーツメーカーのメディア運営者
とキャリア転換することができるのです。
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ハニカミマップを利用する
本書では、ハニカミマップという六角形のマスで無限に埋め尽くされた盤面を使い、隣のマスに蓄積した経験を展開させていくことで、自分の持っているライフピボットのパターンを豊富にさせていくことを紹介してくれています。
では、「経験の蓄積」と繰り返し述べてきましたが、どういった蓄積をすればいいのか?
必要な蓄積:三大要素
本書では、必要な蓄積を三つ紹介しております。
- 価値を提供できるスキルセット
- 広く多様な人的ネットワーク
- 経験によるリアルな自己理解
これら3つの蓄積を融合させながら、ハニカミマップ上に展開していくということですね。
本書では、さらに「展開すべく優先順位の付け方」や、具体的にどういったアクションを起こしていけばいいかなどを事例を用いて紹介しており、一冊まるごと全部ためになるといってもよいほど、充実した内容になっています。
少しでも興味持たれた方は、ぜひ一度お手に取って読まれることを強くおすすめいたします。
何かにつながると信じて、いまの仕事に真剣に取り組み、習得したスキルを複合させて、領域展開させていく。
なんか、呪術廻戦みたいwww
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