書籍紹介『実家じまい終わらせました! (祥伝社) 』松本明子

 

我が家の実家もそろそろ将来に向けて考えていかないといけない問題「実家じまい」。

松本明子さんの実体験が綴られた書籍を読ませて頂きましたのでご紹介します。

それではよろしくお願いします。

 

『実家じまい終わらせました! (祥伝社) 』松本明子

                       

◆実家の売却までにかかった金額1800万円以上

本書の内容

松本明子さんが、高松の郊外にある父自慢の実家を売却するまでにかかった金額は、なんと1800万円以上!

本書では、

前半は、松本明子さん自身がなぜこれほどまでの高額な金額がかかったのか、について時系列に解説。

後半は、専門家の方々とのトークを通して、「空き家の実家」、「思い出の品」「先祖のお墓」などの実家じまい問題の正しい対応方法を学べる内容になっております。

 

個人的に気になったのは、どうして1800万円もかかったのかという点。

 

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売却時に家に値段はつかず

松本明子さんの場合は、実家を25年間放置していたこと。

両親も東京に住むようになり、空き家になっていた実家。

当初は、定期的に高松に帰り、部屋掃除や換気、庭掃除をしていたそうですが、両親の高齢化・入院、明子さん自身も東京での仕事のため、徐々に足が遠のき・・・25年。

 

売却前には、2回、実家をリフォームしたそうですが、売却時に家に値段はつかず、土地代200万円にしかならなかったそうです。

ちなみに、リフォーム代は2回合計で600万円もかかったそうです・・・。

 

バカにできない維持費

維持費もバカにできず、

固定資産税が年8万円

電気代(ほぼ固定費)も月6700円(離れの家含む)

水道代:月1000円ほど

火災保険:年間10万円

植木の手入れ:年10万円(シルバー人材委託費)・・・庭を放置していたため、市役所から電話があり、委託清掃

など多額の費用を払い続けることになったそうです。

 

空き家とはいえ、放置していると、草もボウボウに生え、放火や不審者の侵入のリスクもあるため、保険や委託掃除の費用も必要。

帰ったときを考慮し、電気も止めることができず、電気代の固定費も結構高い。

 

両親がなくなった後、心が落ち着いた3回忌を迎えた頃には、売却へのアクションを実行しないと、大変なことになるなと感じました。

 

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不用品の廃棄に100万円

松本明子さん曰く、家財や遺品の整理は死ぬほど大変だったそうです。

両親の趣味で集めた骨董品などはもちろんのこと、明子さんの芸能活動での衣裳・出演した録画ビデオなどを、実家だけでなく離れ家を建ててまでして保管していたそうです。

何度も実家に帰って清掃するも、処理しきれない不用品の廃棄に100万円もかかったそうです。

 

私の実家も、両親が不用品をためにためていて、帰省時に少しずつ片付けているものの、なかなか進まないのが現実。

他人事には思えませんね。

 

最後に

長々と綴ってきましたが、私が紹介した内容は、本書のごく一部。

ご自身が今後同様な問題を抱える可能性がある方には、読んでみる価値がある一冊だと思いますよ。

本一冊で将来の心配事が改善できるのなら安いもの!おすすめです!

 

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