書籍紹介:記憶はイメージ!「全米記憶力チャンピオンが明かすどんなことも記憶できる技術」
とにかく短期記憶がなさすぎる私。
記憶力のコツを学べる本を読ませていただいたのでご紹介。
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◆ざっくりとどんな内容が書かれているか?
著者が全米記憶力チャンピオンになれた記憶法・ノウハウを紹介してます。
著者の記憶法は下記の通り。
<記憶の3ステップ>
「見る」 → 「つなぐ」 → 「くっつける」のステップで記憶する。
- 見る
- つなぐ・・・下記4つの方法あり
(1)関連付け法
(2)連想結合法 / リンク法
(3)ペグ法 / アンカー法
(4)ジャーニー法 / 記憶の宮殿
- くっつける・・・下記3つの方法あり
(1)五感のフル活用
(2)奇想天外な設定
(3)動きの要素
本書のポイントは上記の通り、シンプルです。
「見る」・・・記憶したい情報を頭の中で視覚化する(イメージする)
補足:憶えにくい数字なら、1=one → ワン → 「犬」 としてイメージするなど文字でなく映像としてイメージする。
「つなぐ」・・・イメージしたものをよく知っているものに関連付けたり(関連付け法)
イメージした個々同士に関わりをもたせたり(連想結合法 / リンク法)
あらかじめ憶えている別のリストとイメージしたものを固定させたり(ペグ法 / アンカー法)
現実の慣れ親しんだ場所を記憶の空間として利用して、イメージした個々を空間上の動線まわりに配置する(ジャーニー法 / 記憶の宮殿)
「くっつける」・・・「つないだ」記憶をくっつけること。視覚以外の五感(例えば、聴覚、嗅覚など)を活用したり、奇想天外な設定をしたり、動きの要素を加える。
残りの250ページほどは、著者が実例を使い上記の3ステップの使うコツを説明しています。
ただし、私たち日本人とはまったく違う環境で育った海外の方の実例のため、考え方としては参考になりますが、そのまま実用できるものはほとんどないと思います。
私が噛み砕いて以下に具体例を説明すると・・・
例:上司から100枚、資料のコピーを頼まれたことを記憶する場合
「100枚」と「コピー機」をイメージする・・・「見る」
「上司」や「仕事場」と記憶の中で関連づける・・・「つなぐ」
上司が仕事場でコピー機に挟まれて悲鳴をあげながら100枚分コピーされている姿をイメージする・・・「くっつける」
少々馬鹿げているようなくっつけ方ではあるが、ありえない(奇想天外)なイメージを最後に追加することで、記憶の定着が増すとのこと。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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◆個人的にためになった内容
いままで想像もしてなかった「記憶を定着させる考え方」を学べたことはとてもためになりました。
本書を読んでから、記憶の宮殿としてイオンモールの店舗を利用したり、Excelリストと関連づけたり、いろんな方法試すようになりました。
人の名前や、パスワードのような数字の羅列を覚えたり・・・。
慣れてないせいか、すぐ脳が疲れ切ってしまうので、長時間トレーニングするのはまだまだ難しいですが、楽しみながらゆっくり学んでいきたいと思います。
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