書籍紹介「2030年に勝ち残る日本企業」山本康正 (PHPビジネス新書)

昨年ベストセラーになった「2025年を制覇する破壊的企業」という本。

おすすめ本「2025年を制覇する破壊的企業」 (SB新書) [ 山本康正 ]

あの本の著者が、今度は日本企業編として書かれたのが今回ご紹介する本書になります。

 

「2030年に勝ち残る日本企業」山本康正 (PHPビジネス新書)

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◆ざっくりとどんな内容が書かれているか?

日本の主要な業界における3つのメガトレンド(1:データを制するものが未来を制す、2:業界の壁を越える、3:ハード・ソフトではなく体験が軸になる)の影響を深堀りし、具体的に、「どのような企業が、どんなサービスを手がけているのか」「これから先、日本企業が生き残るためには、どのような対応や施策を行えばよいか」について紹介されてます。

 

ただし、タイトルを読むかぎり。日本企業について書かれているものと思ってしまいますが

タイトルに反して、米国企業の紹介がメイン。それぞれの業界について日本企業の取り組み状況もとりあげてはいますが、内容は乏しく、あくまでこういった分野について知識が乏しい方向けの初級本になっております。

以前に出版されている「2025年を制覇する破壊的企業」「銀行を淘汰する破壊的企業」「スタートアップとテクノロジーの世界地図」を読まれている方々だと重複事項が多く、少し退屈に感じるかもしれませんね。

 


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◆個人的にためになった内容

読めば読むほど、GAFAなどのハイテク企業に遠く届かない日本の技術力と行動力・・・読めば読むほど落ち込む。。。

そんな中でも、日本企業の建築や土木の技術や、ユニクロをはじめとしたアパレル企業、そして日本独特の業態である総合商社については、まだまだ日本の強みになる分野かと思います。本書ではそれぞれの分野について、どういう課題があり、今後どう取り組みしていくべきかについても提言されており、とても興味を持って読ませていただきました。

著者も本書で語られているとおり、本書は経済に疎い方向けの基礎的な内容中心です。

苦手な方も、学生さんも、経済・企業の取り組みを学ぶ第一歩として、ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょうか?

 


 

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