書籍紹介：あなたの疲れは消え去ります『疲れないカラダ大図鑑』夏嶋隆（アスコム）

 

とにかく疲れやすい自分のための本といってもいい、このタイトルに根負けして購入した本をご紹介。

 

 

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◆ざっくりとどんな内容が書かれているか？

本書は、「疲れる姿勢・動作」を「疲れない姿勢・動作」に変えることで、肉体的疲労を改善し、「疲れない体」を手に入れるための方法を紹介したものです。

「疲れない姿勢・動作」とは、「理合（りあい）どおりの姿勢・動作」をすること。

「理合（りあい）」とは、武道において、理にかなった姿勢、動作、力の使い方を呼びます。

理合どおりに体を動かせば、無駄なパワーを使わなくても効率よく体を動かすことができ、筋肉や関節への疲労を軽減させ、体が疲れにくくなるのです。

 

◆疲れない理合

1. 重力のダメージを抑える「重力解放ポジション」・・・真上から見たときの体の面積を小さくすることが、重力の負荷から逃れるためのポイント。
2. 全身のパワーを引き出す「ファイティングポーズ」・・・足を前後に開いて、半身になり、膝を伸縮させて全身の力を使うファイティングポーズを日常生活でも利用する。例）掃除や料理などの家事。
3. 人体の構造に適した３つの体の使い方「３ポイントアクション」・・・「歩くとき足首を鋭角（90°以下）にしない。要するに、大股にして歩かない。」「座るとき足指のつけ根を折らない。要するに、足をイス側に折らない。」「手を動かすとき手首を甲側に曲げない。要するに、手首を外側に曲げない。」
4. 遠位値とテコの原理を活用する「力学的ボディーアクション」・・・例えば、物を手で掴む際、近位置（手首）や中間位置（ひじ）はあまり動かさず、遠位置（肩）で（できるだけ）動かすようにする。（遠位置は、腰など姿勢による）

 

◆疲れない立ち方

• お尻に軽く力を入れる。
• 胸を張らず、肩を下げ、肩甲骨を背中の中心側に寄せるイメージ。
• 足指を猫の足のようにして踏ん張る。
• 足を肩幅に開き、左右の中心に体の重心が来るように意識する。
• カバンを持つ場合は、腕を体に密着させる。また、骨盤の後ろ側で持ち、手の甲をお尻につける。手首を曲げない。
• スマホを持つ場合は、肘を体に密着させる。手首を曲げない。（マウスやペンも同様）
• 長時間同じ姿勢でいないこと。

 

◆疲れない歩き方

• 大股で歩かない。
• 前に踏み出す足は、体の少し前に落とす。（モデル歩きを意識）
• かかとからではなく、（足の指で地面をつかむように）足裏全体で着地する。同時に、同時に後ろに残った足を引き上げる。
• 耳・肩・骨盤・着地した足を一直線にする。
• 上り坂の場合は、足を「逆ハの字」に開く。足首は９０度固定。脚の筋肉をあまり使わず、骨盤を上下させて歩く。
• 下り坂の場合は、つま先から着地するイメージ。
• 凍った道の場合は、足裏全体で着地し、小股で歩く。

 

◆その他の疲れない方法

• 硬いビンのフタを開ける場合は、長さのある本体側を回す。
• 掃除機をかける場合は、体のやや後ろの横で掃除機を持つ。
• 重い荷物を持ち上げる場合は、遠位置である肩から力を入れ、肘、手の順番で力を伝えるように意識して持ち上げる。
• 重い段ボールを持ち上げる場合は、立体の対角線を両手で持つ。（上からと下からで、体に密着させ、抱え込むように持つ）
• 重い段ボールを持ちながら歩く場合は、正面で持たない。２つの場合は、上を重い段ボール、下を軽い段ボールにする。
• 筋肉疲労を起こしたとき、リジンやアルギニンを摂取すると、早めに回復できる。鶏肉・豚肉・サバ・カツオに多く含まれている。
• 緊張性頭痛（血流の滞り）の場合は、口を大きく広げたり、変顔をしたり、顔マッサージをする。
• メンタルは鍛えようとしないこと。まずは技術を鍛える。ただし、技術を鍛えるためには「努力」が必要。そして、努力をするには、つねに「向上心」を持ち、人の意見に耳を貸す「素直さ」、自分の人生は自分で切り拓くという「積極性」が必要。
• 体を休めてても疲れが抜けない場合は、脳そのものが疲れている「脳疲労」（脳の酸素不足）の可能性がある。脳の酸素不足を解消するため、バルーンブリージングを試す。（風船がへそあたりにあるとイメージし、鼻から３秒吸い、口から６秒吐く）

 

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◆個人的にためになった内容

歩くの大好きな私ですが、勘違いしていたことがたくさん。

胸張って歩いてたし、座るとき足指をついついイス側に折ってしまうし、上り坂で足を「逆ハの字」にする発想がなかったです。

実践してみると、なるほどなるほど、確かに楽。

なんか、ますますたくさん歩けそう。

昔、奈良行ったときに、１日３万５０００歩ぐらい歩いたけど、その記録を超えることができるかなぁ。

 

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