書籍紹介:イラストと豆知識が豊富『楽ラク野菜づくり』 藤田智(双葉社)
昔の本ですが、図書館でみつけて読んでみたら、わかりやすく楽しい!
そんな気持ちにさせてくれた素敵な本をご紹介。
『楽ラク野菜づくり―イラストでわかるカンタン暮らしガイド』 藤田智(双葉社)
野菜作り 「コツ」の科学 「なぜ」がわかると「結果」が出せる 新品価格 |
◆ざっくりとどんな内容が書かれているか?
表紙にもある通り、やさしいタッチのイラスト(中小路ムツヨさん)が豊富のため、文字はポイントのみに絞って解説しております。
ベランダにて家庭菜園や野菜づくりをしたい人(主に初心者の方)におすすめした一冊です。
<本書でとりあえている野菜一覧>
果菜類:ナス、ピーマン・シシトウ、トマト、キュウリ、ミニカボチャ、ソラマメ、インゲンマメ、エダマメ、イチゴ
葉菜類:リーフレタス、春菊、チンゲンサイ、小松菜、水菜、茎ブロッコリー、ほうれん草、ホーム玉ねぎ
根菜類:ミニにんじん、ジャガイモ、ミニ大根、ラディッシュ、小株、生姜
本書では野菜ごとの育て方のコツや、おいしく食べるための豆知識・保存方法なども紹介されている点が、他の本と異なる良いポイント。
おすすめです。
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◆個人的にためになった内容
- ナス・・・ラップに包んで冷蔵庫保存。ただし、冷やしすぎない。
- ピーマン(シシトウ)・・・収穫期に肥料を切らすと肥料不足で辛い味になることもある。
- カボチャ・・・収穫してから5日ほど常温で風通しのよい日陰に置くと甘みが増す。丸いままなら1〜2ヶ月保存がきく。
- イチゴ・・・ランナーと呼ばれる茎を伸ばして新しい苗をつくる。実はランナーのあとの反対側にできるので、ランナーのむきをそろえて植え付ける。また、収穫後は洗わずに保存する。ヘタを取るとそこから水分が蒸発してしまうのでとらずにラップで。3日ほど保存可能。
- レタス・・・レタスの仲間は”長日植物”と呼ばれ、日が長くなると花芽が分化して茎が伸び、先端に花がつく性質があります。これが”とう立ち”。とう立ちになると、養分は花のほうに行って、葉が硬くなってしまうので、夜間も明るい場所で栽培するのは避ける。
- 小松菜・・・半日程度の日光でも育つ。害虫がつきやすいので、コンテナを寒冷紗(かんれいしゃ)などで覆っておくと良い。
- ニンジン・・・葉の部分から水分が蒸発するので、保存するときは葉を切ってポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てます。水気はしっかりと拭くこと。
- ジャガイモ・・・種イモとは?食用として市販されているジャガイモや家庭菜園で育てたジャガイモは、ウイルス病の感染などが原因で十分な収穫が得られないことも。栽培をはじめる際は、ウイルスの有無を検査した種イモを使いましょう。しっかりと芽が出ているものが良い。ジャガイモは長期間保存できる。新聞紙などでくるんで風通しのよい日陰におきます。保存の際にりんごと一緒に置いておくと、リンゴの発するエチレンガスによって芽の生長が遅くなり、より長期間保存することができます。
- ラディッシュ・・・あまり日持ちしないので、なるべくすぐ食べる。保存するときは葉を切り落としてポリ袋に入れると冷蔵庫で5日ほど保存可能。
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