書籍紹介:プロの小説家に学ぶ「小説家になる方法」清水義範(ビジネス社)
図書館でみつけた「小説家になる方法」をご紹介。
「小説家になる方法」清水義範(ビジネス社)
タイトルの通り、小説家になる方向けの本である。ただ、自分は小説家になる気はないのだが・・・。
本書は、2部構成。
1部は、作者がどんなふくに小説家になりたいと思い、どんな体験を積んでなることが出来たのか。
2部は、小説の書き方の実際講座として、アイデア出し、取材の仕方、描写のテクニックなどが紹介されています。
まずは、1ページ目「はじめに」を読み始める。
小説家の本だから、前書きから心掴まれる展開を予想してましたが・・・
失礼ながら、とにかく理屈っぽいというか話が前身せず、あーだ、こーだの展開が続く・・・( ←ほんと失礼!)
ただ、章が進めば進むごとに、自分も読むスピードも早くなり、前書きの展開が嘘だったように読み尽くすことができました。
個人的に印象に残ったことを綴ります。
・好きな作家の小説は全作品読む。その作家の「小説作法」を感じ取ることで、初心者が書いたにしては、完成度が高いものになる。(すべての学習は「模倣」から始まる)
・他人に読まれたいという願望が大切。うまく書きたいという意欲につながる。
・たくさん書く。最後まで書きあげること。
・長いものを書きあげると、腕が上達する。
・二人称の文章で小説を書くのは困難。(あなた=読者のことになってしまう)
・三人称視点決まり法がおすすめ。第1章は、主人公の視点。第二章はその妻の視点・・・というように。
・自分がよく知っていることを書く。生半可な知識や思い込みで書くと、どうしても嘘っぽくなる。
・書き出しは、描写や説明をやや丁寧にする。
・常日頃から「比喩」のトレーニングをする。