書籍紹介:格差は人災です『新型格差社会 』山田昌弘 (朝日新書)
タイトルに目が止まり読ませてもらいました本をご紹介。
『新型格差社会 』山田昌弘 (朝日新書)
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◆ざっくりとどんな内容が書かれているか?
コロナ禍により、(欧州など同様に)日本国内でも、「格差」がはっきりと見えるようになってきました。
本書は、今後、子供たちへと受け継がれていく「階層社会化」への懸念について、下記5つの格差を取り上げて紹介しております。
<5大格差>
- 家族格差・・・夫の収入で中流生活を維持するという戦後型家族が限界に。
- 教育格差・・・生まれた家庭によって、ITスキルや英語力の格差がある。親の所得が子供世代の格差として再生産。
- 仕事格差・・・リモートワークが可能かどうか。中流転落の加速化。
- 地域格差・・・地方に移り住んでも「教育」と「医療」は疎かになり、結局は教育格差などにつながる。
- 消費格差・・・ソーシャルメディアを適切に使える環境かどうかで、物欲に対する費用も変わってくる。
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◆個人的にためになった内容
ニュース記事でコロナ禍での状況について報道されたりしておりますが、本書を読むことで、あらためて事の重要性について考えさせられました。現在、就職困難な新社会人世代は、果たして、結婚して奥さんを養い、子を生み、学費を払って教育させることができるのか・・・将来の日本、どうなっていくのでしょうか。。。
本書でも買いておりましたが、オンラインで受けられるといえ、「医療」はやはり田舎では厳しい・・・。
老後を考えると、やはり東京・大阪・名古屋など大都市県で暮らすべきかなと思いました。
私も一時期は自給自足生活をして田舎生活しようとも考えておりましたが、人付き合い以上に困難なこれらの問題について考えると諦めざるを得ないかなと思います。
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