書籍紹介:決済はGoogle Maps上で完結に!「銀行を淘汰する破壊的企業」山本康正 (SB新書)
昨年話題になった本「2025年を制覇する破壊的企業」。
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その著者による新たな著書がリリースされたので読ませてもらいました。
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◆ざっくりとどんな内容が書かれているか?
2部構成になっていて、1部では、既存の金融サービスを破壊するハイテク企業11社(Google、Amazon、Facebook、Apple、ペイパル、ストライプ、アント、アファーム、コインベース、キャベッジ、ロビンフッド)の思惑や動向を紹介。
さらに11社の動向からインサイト(洞察)する3つのメガトレンドについて言及。
2部では、1部で紹介した未来が実現した世界で、銀行ならびに銀行員は、どのような心構えや準備をしておけば淘汰されずに生き残れるのか、著者が考える対策案を紹介。
Googleマップ上で決済できる話や、ペイパルを猛追するストライプの画期的なEC決済システム(クレジットカード番号の入力不要、入力はセキュリティコードのみ)ももちろんのこと、地銀のふくおかファイナンスグループの「みんなの銀行」の話など、金融業界なので範囲は狭いが詳しく丁寧に紹介されております。
テクノロジーをもたない会社の攻めのDX ーー非IT・非デジタル企業が秘める破壊的成長 新品価格 |
◆個人的にためになった内容
それなりに金融業界の知識はあったし、著者の過去の本も読んでいたため、特別目新しいと思う内容はなかったです。
そんな中でも、Googleマップ上で、パーキング料金、自動販売機だけでなく、ショップの決済や公的施設の入場料までも決済できるようになる夢のような話にはワクワクが止まりませんでしたね。
地銀のふくおかファイナンスグループの「みんなの銀行」(スマホアプリで金融サービスを完結できる国内唯一のサービス)は全然知らなかったため、読み応えありました。
金融業界なので範囲は狭いが詳しく丁寧に書かれており、経済について学びたい初級者にぴったりな1冊ではないかと思います。
おすすめな一冊です。
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