書籍紹介:ざわざわ…ざわざわ…「カイジ「命より重い! 」お金の話」木暮太一 (サンマーク文庫)
「ようこそ、クズのみなさま」
「カイジ「命より重い! 」お金の話」木暮太一 (サンマーク文庫)
いきなり、ざわざわしてしまうつかみ言葉ではじまる本書は、マンガ「カイジ」のイラストを使うことで、読者により緊張感を持たせたお金の教科書。
コロナ禍で、投資の勉強をはじめる方も増えてきた日本ですが、まわりを見渡すと、まだまだマネーリテラシーの乏しい人だらけの日本。
お金というと、人気の投資本に代表されるように「●億円、稼いだ」と「〜節約術」などについつい関心してしまいますが
本書では、それよりも実は大事な「お金の使い方」「お金の守り方」についてわかりやすい言葉づかいで丁寧に説明されております。
・顕示欲求を満たすためのみせびらかしの消費
人間はとにかく見栄をはりたい生き物。芸人は売れたら高級住宅に住んでみせびらかすなんて話もありますよね。
インスタやFacebookでいいねがもらるなど満足度を得たいがために、高額のお金を支出して、おしゃれ自慢をしたり、高級レストランやホテルでリア充アピールしたり・・・。
でも・・・これは危険な行動です。
なぜなら、「限界効用逓減の法則」という法則があるからです。
同じ行動をしても満足度はだんだん減っていくということ。
ようするに、同じような満足度を得るため、より注目してもらいたいためには、さらに多くの出費をし続けないといけなくなるのです。しかもより高額に・・・。
そのような行動を取る方は、見栄も人一倍はりたがるので、生活水準も下げることができなくなり、クレジットカード地獄へ・・・。
「お金の使い方」はとにかく大事なことなのです。
著者は、そんな浪費癖をつけない考え方として「1円あたりの満足度が高いものにお金を使う」ことを提案しております。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
長文になるため、本ブログでは割愛させていただきますが、本書では「お金の守り方」についても、同様に具体例を用いて紹介しており、2、3日あったら、完読できる文量です。
今日が一番若い日。ぜひ若いうちに、本書を読んで、しっかりしたマネーリテラシーを手にいれましょうね!