書籍紹介:過剰な金融相場の今こそ読むべし「逃げて勝つ 投資の鉄則(田中泰輔)」 (日本経済新聞出版)
過剰な金融相場の今こそ読むべし!
「逃げて勝つ 投資の鉄則(田中 泰輔)」 (日本経済新聞出版)
楽天証券やYou Tube等で話題の方:田中 泰輔さんの投資本。
読ませていただきました。
投資のプロとして活躍されてきた専門家の投資本だけあって、専門用語も多く、また、翻訳本のように硬めの文章ばかりで、読み終えるのに数日を要してしまいましたが、非常に有益な情報ばかりで、とても読み応えがある投資本でした。
本書の内容を簡潔に記載すると・・・
・現在のように金融緩和が長引く場合は、株価が大きく上昇する反面、過剰な投資が横行し、その分、揺り戻しの反落も大きくなる。
・反落時、日本円で投資する日本人は、株価下落だけでなく、円高の影響も受けて、より被害を被るため、売り時を見極めることが大事。
・売り時は下記2点。
(1)FRBが金融引き締め(利上げ)に転じる場面 → 部分的に利益確定させる。
(2)利上げによる金利水準が、FRBの長期均衡水準を超えて、住宅市場に陰りが見える場面。
となります。簡単すぎてすみません^^;
FRBが2023年まで利上げは見送るといいながらも、意外に利上げが早いのでは?という憶測NEWSも少し聞かれるようになりました。
株価も上昇し続け、すでにバブルではないかとも言われる現在。
悩ましい日々が続きますねー。
本書では、景気サイクルごとの、株式価格、長期金利、政策金利、ドル円の動きを図を用いて丁寧に説明されております。
ぜひともお手にとって、みんなで逃げて勝ちましょう!
<その他:田中 泰輔さんの著書>