書籍紹介『まにまに』西加奈子 (角川文庫)

 

オードリーの若林正恭さんと親交がある小説家:西加奈子さんのエッセイ集を読ませて頂きましたのでご紹介させていただきます。

それではよろしくお願いします。

 

『まにまに』西加奈子 (角川文庫)

まにまに (角川文庫)

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◆本書の内容

人気作家のエッセイ集

直木賞も受賞されているイラン生まれの人気作家:西加奈子さんのエッセイ集。

彼女が『L25』、『ダ・ヴィンチ』、『朝日新聞』、『芸術新潮』、『毎日新聞』誌上で掲載していたエッセイを一冊にまとめています。

 

本書の特徴としては、

小説家目線でお気に入りの本の話を紹介してくれる点はもちろんのこと、音楽の話や、海外での生活の話、ちょっとHな話まで、関西弁をつかって楽しくユーモアに曝け出してくれています。

一話3ページ程度で完結しているため、休憩時間、休み時間、昼休みなど、ちょっと空いた時間に1話ずつ読み終えることができるので、読書苦手な方でも読みやすい一冊かと思います。

 

本書の構成


  1. 日々のこと
  2. 音楽のこと
  3. 本のこと

ユリイカ 2020年11月号 特集=西加奈子

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個人的お気に入りの回

  • 濡れた反転

文筆家のせきしろさんから「濡れた」という言葉を頭につけると、なんでもいやらしくなるぞと言われた西さんは、いろいろ妄想をふくらませていく・・・というお話(笑)

 

  • 廃棄する言葉

「ちょっとした」という言葉を捨てることで、憧れていたシンプルな暮らしを手に入れた西さんだが、弊害も・・・というお話。私も読みながら、うんうんと頷いてしまいました。

 

学びメモ(印象に残った文章表現)

  • 眉毛は抜かれなれているのか、毛抜きでちょっと引っ張ると、すぐに抜ける。その聞き分けの良さが、憐れだ。もっと戦え、と思う。 (「体毛カースト」より)
  • 「くすむ」の逆は、例えば「透明感のある」ではないだろうか。でも、「透明感のある女になる」と言われても、ちっともドキッとしない。どこか夢物語、というような、現実から数センチ浮いた言葉に思ってしまうからだ。(「○○ない女」より)

 

興味持たれた方は、ぜひ一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

おすすめの一冊。

 

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