書籍紹介『山猫珈琲 上巻 』湊かなえ (双葉文庫)
オードリーの春日俊彰さんが以前に湊かなえさんの小説だけは読んでいると話していたのを思い出し、(小説ではないけど)湊かなえさんのエッセイ集を読ませて頂きましたのでご紹介させていただきます。
それではよろしくお願いします。
◆本書の内容
人気ミステリー作家のエッセイ集
(以下、Amazonサイトを引用)
「山」「猫」「珈琲」は著者がとても好きで大切にしているもの。これらに励まされ、また癒され、日々の執筆活動に励んでいる。上巻は、朝日新聞、神戸新聞、日経新聞などに連載されたエッセイを収録。デビュー10周年記念の初エッセイ集! ※特別収録/同郷のポルノグラフィティの楽曲『Aokage』をイメージした掌編小説。
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所感
ミステリー作家の著者によるエッセイ集。
私自身、常に10冊程度の本を並行して読み進めていることもあり、登場人物や伏線などを覚えておかないといけない「小説」はほとんど読みません。
ただし、湊かなえさんというお名前はもちろん知っているため、その方のエッセイならば気軽に読めるかと思い、図書館で借りて読ませていただきました。
先月、同じ小説家である西加奈子さんのエッセイを読んだら、ムズカシイ言葉の使い方、個性的な表現の仕方が多く、楽しさもありつつも、少し戸惑ったのに対して、
湊かなえさんのエッセイは、素直な言葉遣いや表現を使われてて、読書が苦手な私でも読みやすかったですね。
エッセイでも怪談ものの話を取り入れたエッセイ(タイトル:「もう一人の女性は?」)は、私の体が悪寒に覆われました。わずか2ページの話なのに・・・おそるべし。
タイトルの「山猫珈琲」は、湊かなえさんご自身が好きな山・猫・コーヒーをただ並べたそうです。内容としては、山・猫・珈琲の話はなかったかな?(笑)
まだ下巻を読んでいないので、なんとも判断しがたいのですが・・・エッセイというより、(良く有名人の方がやられている)ファンに向けたブログといった印象。
自身の書籍、イベントのこと、住まいの淡路島などの宣伝が多く、あまり私自身が思い描いていた「その人の日常」を知る類の内容は少なかったように感じました。
作家の方はファンに想いいを伝える場は限られてますし、また、日本経済新聞、朝日新聞、神戸新聞などお堅い新聞に掲載されたエッセイばかりが収録されていたので、今回はたまたまそういう内容ばかりになってしまったのかもしれませんね。
これから読ませていただく「下巻」は、目次を読む限り、少しゆるそうな感じなので、違った一面が読めるのではないかと楽しみにしております。
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