書籍紹介:ぜひお子様にオススメ『最強脳 -『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業-』(新潮新書)

 

ベストセラー本『スマホ脳』の著者:ハンセン先生の新書ということで読ませて頂いたのでご紹介したいと思います。

 

『最強脳 -『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業-』アンデシュ・ハンセン、久山葉子(新潮新書)

                       

スマホ脳(新潮新書)

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◆何について書いた本か。

著者が以前に発売された本「一流の頭脳」のジュニア版。

運動をすることで集中力、記憶力、発想力がアップし、ストレスにも強くなるという内容で、学生向けに書かれた本。

難しい言葉や表現、漢字が使われていないため、非常に読みやすい本になっています。

 

そのため、なぜ運動をすることがよいのかのメカニズムとしては、基礎的なことしか書かれていません。

脳の使い方や脳の仕組みなどの本を日頃から読まれている方にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。

本書は、脳への知見を深堀りするというよりも、あらためて事実を認識し、自らの運動習慣を後押ししてくれるような本だと思います。

 

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◆ポイント・事例

本書でハンセン先生が伝えたい大切なこと3つ。

  1. 脳の成長は止まることがない。脳はいつでも変えられるし、成長させられる。
  2. 脳を助ける一番良い方法は運動。
  3. 普段からスポーツをしていなくてもいいし、運動がとくいでなくてもかまわない。脳はどんな運動をしているかは気にしない。とにかく運動させすればいい。

 

運動を習慣化すれば、脳が強くなるだけでなく、体のコンディションが良くなり、しっかり食べるようになり、しっかり眠れるようになる。そして「自信がつく」。

 

本書で紹介されている「脳の部位」

  • 扁桃体:危険を感じた時、最初の警報を鳴らす。
  • 前頭葉:衝動にブレーキをかける。人とのやりとり、社会的な交流の中枢。
  • 海馬:記憶の中枢。短期記憶を作り、扱う。どの記憶を長期記憶に移すかを選ぶ。空間を認識する。
  • 大脳皮質:脳の一番外の”皮”。脳の一番高度な部分で、他の動物とヒトを分けへだてる。
  • 聴覚野:耳からの刺激を取り入れ、解釈し、視床下部へと送る。
  • 前頭葉皮質:前頭葉の一部で、脳のボス的存在。長期的な目標を立て、どう行動するかを決める。論理的、抽象的、数学的な思考の中枢。危険を感じたとき、気持ちを落ち着かせるためにも重要な役割を果たす。
  • 視覚野:目から視覚的なイメージを取り入れ、理解し、視床下部へと送る。
  • 視床:情報を整理して、前頭葉が一番必要としている情報を選ぶ。

 

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 ◆おわりに

昔、脳トレ本ブームがありましたが、本書では、脳研究の結果、「脳トレは脳トレが上手くなるだけ」で、脳が強くなるためには効果がないとのこと。

とにかく運動。

すべての習慣は運動から。

ぜひ本書を読んで、力強い一歩を踏み出してくださいね。

 

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