書籍紹介:イーロン・マスクの盟友が完全ガイド!「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」Part.2
以前にも紹介させて頂いたピーター・ディアマンディス & スティーブン・コトラー 共著による本
「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」NewsPicksパブリッシング
について、前回の続きをご紹介。
(まだ読んでない方は先に下記記事をごらんください)
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望 新品価格 |
本記事では、異分野のテクノロジーそれぞれの現状について記載されている第1部:第2章・第3章のうち、第2章の内容についてご紹介します。
<量子コンピューティング>
- ビット「1」「0」だけでない「スーパーポテンシャル(重ね合わせ)」の状態になる。 *補足:要するに、「0」「1」だけでなく、「0」でも「1」でもある状態をつくりあげることができる。
- 従来のコンピュータ:IBM「ディープ・ブルー」は、チェス世界王者を破った。1秒で2億手推測。しかし、量子では、1秒で一兆手以上を推測できる。
- 量子ビット数は毎年倍増。新薬開発 → ほとんどがコンピュータで済ませられるようになる。
<ニューラルネットワーク>
- 非構造化データからAIが勝手に学習する。
- グーグル「アルファ碁」:人間の棋士が打った何千の棋譜を機会学習(2016年、世界王者に勝利)。しかし、自ら打つことを通じて学習(強化学習)した「アルファ碁ゼロ」は、3日でその「アルファ碁」に勝利した。
- 米国では、緊急救命室での業務にAI使用を認可され、突然死予測に利用されている。
<ネットワーク>
- アルファベット(グーグル):成層圏に打ち上げた熱気球を使用している(約20km上空)
- 成層圏のさらに上:
(1)グレッグ・ワイラー(エンジニア事業)
(2)アマゾン「プロジェクト・クイパー」
(3)スペースX ・・・1150km上空
(4)O3B「mパワー・ネットワーク」・・・8000km上空(中軌道)
<センサー>
- サイズの縮小(ナノ)、コスト低下、性能向上
- 「スマートダスト」:血液の中を移動し、データを収集(現在はまだ、りんごの種程度の大きさ)
<ロボット>
- ソフトバンクが「ボストン・ダイナミクス」を買収。 *補足:ちなみに2020年末放送された「ガキの使い 笑ってはいけない」でロボット犬がパフォーマンスした。
- いたるところに実用化:手術室(心臓バイパス手術)、農場(畑で穀物・木から果物採取)、建設(レンガを1時間に1000個積む)
- 工場の完全自動化に向けて進んでいる(疲労いらず、トイレ休憩なし、休暇取らない)
- ドローン:ルワンダやタンザニアで輸血用血液や医薬品の配送に使用(ジップライン社)
3章も次回紹介していきますね。
興味持った方は即購入必須!(笑)