書籍紹介『もっと言ってはいけない』橘玲 (新潮新書)

 

最近発売された『バカと無知』が話題の著者:橘玲さんの前作を中古本で購入したので読ませていただきました。

簡単ですが、ご紹介させていただきます。それではよろしくお願いします。

 

『もっと言ってはいけない』橘玲 (新潮新書)

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◆日本人は世界一「自己家畜化」された民族

前作『言ってはいけない』の続編。

前作では

知能は遺伝する

精神疾患は遺伝する

犯罪は遺伝する

という、”努力で困難を乗り越えられない”という一般社会では受け入れらないであろう真実をお話しされておりました。

 

言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書)

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今作では、その状況下において、我々、日本人はどうしていけばいいか。について、説いています。

 

 

「自己家畜化」な日本人がすべきこと

「自己家畜化」とは、人が人を家畜化すること。

日本人を含め、特に東アジアでは、ユーラシア大陸で1万年にわたって行ってきた農業・村社会では、仲間意識が強く、人々が相互監視しあうことで秩序を維持してきた。

より東アジア側に住む日本人の遺伝子には、特に大きな偏りがあり、感受性が強く、「ひ弱なラン」のように、ストレスがかかる環境では枯れやすい。

だが、最適な環境では大輪の花を咲かせることができる。

努力ではどうにもならないのであれば、自分が「咲ける場所に移る」ことが大事。

知能が高く、性格的に真面目で内向的な日本人は、ポジティブ志向のアメリカ社会ではリーダーにはなれないが、賃金の高い専門職にもっとも向いている。

もちろん、どのような人生を選ぼうとあなたの自由だ。

 

所感

一日で読ませてもらいましたが、なかなか難しい著書でした。

あらすじにて、「自己家畜化」という見知らぬ用語が提示されるのですが、本書の後半の後半にならないと、その用語についての説明をしてくれないため、ずーともやもやしながら読み進めることになり、中身も難しいので、ちょっと精神的に疲れちゃう一冊でした。

私自身も、管理職などの仕事が本当に苦手。自分が知りたいこと、学びたいことを時間をかけてじっくりと理解を深めたいタイプ。

上長の期待と、自分のやりがいとの間で、日々葛藤が絶えないですね・・・。

FIREするにはまだ少し早いし、はてはてどうしましょうか・・・とか、本書を読みながら、いろいろ人生について考えておりました。

 

新書『バカと無知』についてもぜひ読んでみたいと思います。

 

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