書籍紹介『竜とそばかすの姫 』 細田守 (角川つばさ文庫)
アニメ化された児童向け書籍を読ませて頂きましたのでご紹介します。
それではよろしくお願いします。
◆本書の内容
『竜とそばかすの姫』
有名な著者による作品で、映画化され、かなり宣伝され大ヒットしたため、すでにご存知の方も多い作品。
今年の夏にテレビ放送されていたので、本書を読んだあとにアニメもみさせていただきました。
ネット中傷、親の虐待、ヴァーチャル空間、歌姫、美女と野獣など・・・現代に広がるあらゆるキーワードを混ぜ込めにした作品。
最後は、主人公の鈴が、親の虐待に苦しむ子どもたちを身体を張って助け、ハッピーエンドを迎えます。
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大ヒットした作品とのことですが・・・うーん。
申し訳ないですが、小説としてもアニメとしても、私の心には刺さらなかったです。
単発ものの作品にしては、少し登場人物が多すぎましたね。
現実世界の登場人物は、鈴、ヒロ、しのぶくんだけにして、インターネット空間の人物像をもっと引き立たせてもよかったのではないかと思いました。
あと、ネット中傷などの現代に広がるキーワードを混ぜ込みすぎだし、恋愛エピソードまで入れ込んだため、結局、なにを伝えたいのかよくわかりませんでした。
他にも、棒読み気味の声優の声や、作品全体として”言葉”が少なく、何を伝えようとしているのかわかりにくいシーンもあったりなど気になる点がたくさん。
こればっかりは好みの問題なのかな。
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