書籍紹介:早めに失明しないための行動を!「 40代から高まる失明のリスク ~目を守るために、今すぐやるべきことを、眼科専門医が教えます」
この時期は、乾燥そして花粉、というダブルパンチのため、目が痛い日々が続いております。
痒くなってもぜったいに目を掻かない・ひっかけないようにして生活してますが、今後歳を重ねるごとに心配が増大していくのが失明のリスク。
ということで、ひさしぶりにまじめに目のお勉強をすることにしました。
今回出会ったのは、こちらの本。
「 40代から高まる失明のリスク ~目を守るために、今すぐやるべきことを、眼科専門医が教えます」
舘 奈保子(1万年堂出版)
眼科専門医である著者が、無知な自分にもわかるレベルまでかみくだいて丁寧に説明されております。
難しい読めない漢字が多い医学用語も、ひらがな付きでしかも、大文字で説明されてており、集中力がない自分でも挫折せずにスラスラ読み進めることができました。
(図書館で借りてきて読んだものの、手元に置いておきたくなり、結局購入しましたw)
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- 失明を招く三大要因:(1)タバコ、(2)食べ過ぎ・運動不足、(3)健康診断の指摘を無視
- 目が見える仕組み:角膜 → 水晶体(レンズ) → 硝子体(しょうしたい)を通して網膜(もうまく)に光を届ける。網膜で受け取った情報を、視神経(ししんけい)から脳へ伝える。
- 角膜・水晶体・硝子体は、治療がきくが、網膜や視神経が痛むと視力が元に戻らない可能性があるので治療が必要。
- メガネ・コンタクトレンズは目の網膜にちょうど焦点が合うように調整。レーシックで目の網膜を削るのも同じ原理。ただし、網膜が痛むと、どんなメガネでもレーシックでも視力は回復しない。
- 加齢になると、水晶体が硬くなり、近くがみにくくなる(老眼になる)。老眼が現れる頃から、緑内障(りょくないしょう)の進行し始める人が多いので、早めに眼底検査(がんていけんさ)の受診を受けるようにする。
- 緑内障は、日本人の失明原因の第一位。20人に1人は発生する。視神経がやせていく病気のため、眼圧が正常かどうかに関係なく、進行は進み、視野が徐々に狭くなっていく。
- 緑内障以外の危険な病気として、加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)。片目でみると、中心部が見えにくい・黒く見える・欠けて見える・ゆがんでみえる 場合は、すぐに治療が必要。
- 目の中に、虫やゴミが飛んでいるように感じるのは、飛蚊症(ひぶんしょう)の症状。99%の人は問題ないが、一気に見えなくなる可能性もあるので、眼科への受診を心掛ける。
- 白目が赤くなって、見えにくく強い痛みを伴っている場合は、角膜炎(かくまくえん)や、ぶどう膜炎(まくえん)を伴っている場合があるので、急いで治療が必要。
- 白内障(はくないしょう)は水晶体が濁る現象。水晶体を人工の眼内レンズに交換することで、手術した翌日から見えるようになる。日帰りも可能な手術で治る。白内障で見えにくくなったら検査を。
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