書籍紹介「なんでもPythonプログラミング:平林万能IT技術研究所の奇妙な実験」
中身みてたらなんだか楽しそうだから読ませていただいた本をご紹介。
新品価格 |
◆ざっくりとどんな内容が書かれているか?
裏表紙にも書かれてますが、科学者がPythonプログラムを手にしたらなんでもできる(こんなことまでできる!)ことを紹介している本です。
具体的にどんなことができるのかを下記にご紹介。
第1章 光の研究
1-1 スマホで血管年齢(動脈硬化)を診断してみる
1-2 1.5億km先で輝く熱い太陽、表面温度をはかる!
1-3 物体の材質感を決める「光の反射」をリアル再現
第2章 流体力学の研究
2-1 泡が沈む!? ギネスビールの謎を解く!
2-2 Pythonで世界の地図を使って街の風を流体計算
第3章 音の研究
3-1 ステレオ音声動画の「音源方向」を可視化する
3-2 Python/Pyoで万能シンセサイザーを作る
第4章 画像処理の研究
4-1 「理想の肉体に変身できる」妄想カメラ
4-2 銀塩写真をスマホカメラで再現してみる
4-3 カメラを2台並べて「奥行きや色」を計測しよう
4-4 WebGLや立体ディスプレイで立体質感表示する
第5章 AR(Augmented Reality)の研究
5-1 「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る
5-2 災害から犯罪情報まで「電脳メガネ」で眺める
5-3 風速や磁場を可視化するAR拡張現実ソフト
5-4 イヤホン端子と電子工作でスマホ機能を拡張する
第6章 三次元画像処理の研究
6-1 スマホのカメラで三次元立体顕微鏡を作る
6-2 スマホセンサ値で「三次元移動経路」を記録する
6-3 多視点撮影や動画撮影から三次元空間を作り出す
6-4 多視点撮影で「自由視点画像」を作ってみよう
第7章 物理計算の研究
7-1 カメラで「ビリヤードのボール軌道」を予測する
7-2 「バスケのフリースロー」で学ぶ物理計算
7-3 プレート境界で揺れ動く日本列島を可視化する
第8章 数学と分析の研究
8-1 手回し計算機で「円周率計算」に大挑戦
8-2 「身長・体重分布」を調べる「タレントの真実」をPythonで明らかにしてみる
8-3 アイドルの公称数字を統計分析してみよう
8-4 Jupyter Notebook上で大都市周辺の人流分析
8-5 Pythonで東証株解析をしてみよう
本書では、上記の研究内容の概要をPythonプログラムと照らし合わせながら説明しております。
そのため、ある程度経験あるプラグラマーでなくても、どういった動作をさせているのか俯瞰しながら学べます。
また、本書のサポートサイト( https://gihyo.jp/book/2020/978-4-297-11637-8/support )には本書で紹介されているすべての研究テーマのPythonプログラムがダウンロードできるので、ある程度経験ある方であれば、自身でも動作させることは可能です。
【入門】Pythonを覚えてエリートリーマンへ!落ちこぼれリーマンの逆転劇: Pythonで何ができるのかイメージがつかないあなたへ 新品価格 |
◆個人的にためになった内容
研究内容としては「スマホで血管年齢(動脈硬化)を診断してみる」「Pythonで東証株解析をしてみよう」に興味そそられましたね。
PythonをiPhone上で動作させるという発想が私・・・
スマホで血管年齢を診断したくなって、早速、App StoreでPythonista(iOS上で動作できるPythonアプリ)を購入して、本書のプログラムを動作させてみました!
しかし・・・プログラムエラー・・・まだPython初心者の私にはエラー処置する能力もなく・・・動作させることはできませんでした…
ただし、Pythonプログラム基礎本で、条件文の勉強など基礎的なことばかり学んでても、なにも楽しくないので、こういったワクワクする研究テーマを学びつつ、自らやりたいことを理解し、そのためにどういうプログラム知識をつけていくか、と学ぶことは結果的には継続力につながると思いますので、これからもへこたれずに継続して学んでいきたいと思います。おすすめ本です!
現場で使える! Python科学技術計算入門 NumPy/SymPy/SciPy/pandasによる数値計算・データ処理手法 (AI & TECHNOLOGY) 新品価格 |