書籍紹介『マンガでわかる! 小論文 頻出テーマ編』 (学研プラス)
受験生ではありませんが、勉強目的で受験生向けの本を読ませて頂いた書籍をご紹介します。
それではよろしくお願いします。
『マンガでわかる! 小論文 頻出テーマ編』 (学研プラス)
◆マンガでわかる! 小論文 頻出テーマ編
本書の内容
受験生が小論文で課題に挙げられる代表的なテーマ:11テーマについての基礎知識をマンガを読んで学べる本となっています。
11テーマ
- 格差社会
- 人口減少社会
- 社会保障・経済
- 地域
- SNS・コミュニケーション
- 情報産業・AI
- 環境問題
- 教育
- 医療・福祉
- 法・政治
- 国際
本書のおすすめポイント
- 「マンガでわかる」シリーズの本はたくさん出版されておりますが、一般受けしないマンガイラストだったり、漫画が書籍の一部のみだったり、内容が薄すぎだったりの本に出会うことがたくさん。そんな中、本書は、マンガを読むだけで、テーマに関わる背景や懸念事項、重要キーワードなどをしっかりと学ぶことができます。
- 例えば、環境問題をテーマにした7章では、地球温暖化や森林破壊などは当然のこと、経済的インセンティブ、エネルギー問題、トランスサイエンス問題、生物多様性、海洋プラスチック問題など幅広くカバーしております。
- マンガ本にしては、ページ数が190ページ程度とコンパクトにまとめられているため、書籍として重すぎず、気楽に持ち出せるのは嬉しい点。
- 正直、表紙とタイトルだけを書き換えたら、社会人向けの本(社会人として知っておくべき知識本)としてすぐに売り出せそう。
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個人的学んだことリスト
- 母子家庭の貧困率は50%以上。子供を抱えた母親が正規雇用として採用されにくいという事情が関わっている。
- 人口に占める65歳以上の割合によって呼び名が変わる。7%を超えると『高齢化社会』、14%を超えると『高齢社会』、21歳を超えると『超高齢社会』。
- 経済的インセンティブ:『炭素税』化石燃料にCO2排出量に応じた税金をかける。『排出量取引制度』国や企業が決められた排出枠以上に削減した分を他国に販売できる。『2国間クレジット制度』途上国への技術提供などで削減できた分を提供した先進国の削減分として計上できる。
- トランスサイエンス問題:主要エネルギー源の選択や、感染症対策のあり方、AIの利用など、科学に関わる問題だが科学だけでは結論を下せない問題をいう。利害関係者によって意見は異なるため、市民も議論に参加して合意形成を図る必要がある。
- 公教育:「教育基本法」と「学習指導要領」に基づいた教育を行、国から学校として認められている機関での教育。
- 義務教育:公教育のいちばん基本的な部分を国民の誰もが受けられるように制度的に保障したもの。
- インフォームド・コンセント:患者やその家族が医療行為についてきちんと説明を受けて理解して、納得して同意することを意味する概念のこと。
- ターミナルケア:終末期医療のこと。延命治療ではなく苦痛軽減など終末期のQOLの向上を目指した医療処置が検討される場面が増えている。ターミナルケアには死への不安などに対する精神的ケアや経済的な負担などへの社会的ケアも含まれる。
- シルバー民主主義:日本では若い世代の人口比が小さく、若い世代の投票率も特に低いため、若い世代の意思はますます政治に反映されにくくなり、社会保障制度や安全保障政策、財政問題や環境問題など、若い世代が大きな影響を受けやすい問題が高齢者の意思で決められかねない状態が生じている。
学生の方も社会人の方も理解しておかないといけないテーマであることには変わりなし。
気になる方は、ぜひ本書を読んでチェックしてみてくださいね。
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