書籍紹介『小学生博士の神社図鑑』 佐々木秀斗 (桜の花出版) 古事記をやさしく学べる本

 

古事記や神社について学べる本を読ませて頂きましたので、ご紹介させていただきます。

 

『小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?』 佐々木秀斗 (桜の花出版)

                       

◆本書の内容

小学生作者がまとめた古事記・神様・神社についてやさしく学べる本

小学生4年生がコロナで休校中に作成した「神様の研究」を書籍化しております。

 


(以下、Amazonの書籍説明を引用

テレビ出演でも話題の小学生博士・秀斗くんによる神社図鑑。総ルビ・フルカラーなので小学生から楽しく読めます。
前半では、難しいイメージのある日本最古の書物『古事記』から有名なエピソードをやさしく紹介。イザナキとイザナミ、アマテラスやスサノオ、オオクニヌシ、ヤマトタケルなどの神さまたちがかわいいイラストで登場します。
後半では、鳥居や社殿、狛犬、御神体といった神社の建物や、お参りの仕方、お祭りや七五三など、知っているようで知らない神社と日本文化について楽しく学んでいきます。
そのほか、「神社にいる動物図鑑」「世界遺産の神社」「日本全国おもしろ鳥居」「神さまにも得意分野があるよ」「神社は日本の歴史を動かした! 」など大人も楽しく神社と日本の歴史に親しめる内容です。
自由研究や自主学習の参考書としてもおすすめです。


 

 

最近、神社によくお出かけするようになりましたが、その度に沸々と湧き上がる「神様っていったい何者なんだろう」という疑問。

神社の説明や、公式サイトを読んでも、難しい漢字や言葉遣いで、いったいなんのことだか理解ができない・・・。

そんな私は、まずは神様が登場してくる「古事記」を読んでみようと考え、書籍コーナーに向かったものの、やはり難しすぎ・・・。

ならば、「児童書で古事記を学べる本はないか?」と探し回った末、本書に出会えました。

 

図書館で見つけて読み進めたものの、あまりにしっかりとまとめられていたため、一生モノの本と考えた私は、結局は購入してしまいました(笑)

古事記についてはもちろんのこと、神社の建物、神様、神様に使える神使(動物たち)、御神体、参拝方法、鳥居など、大人も学べることがたくさん。

 

ちなみに・・・神様、自分の子供を船に乗せて流したり、自分の子供をすぐに殺したり、他の神や動物をいじめたり、出会ってすぐ結婚したり・・・人間と変わらないというか、理性をおさえきれない人間のようで、ドン引きしてしまいました(苦笑)

 

 

学びメモ(古事記の内容はありすぎるので割愛)

  • 神社の形は古代の「高床式倉庫」が発展したもの。昔は倉に神様が宿ると信じられていました。
  • 神社の社殿の屋根にある「千木(ちぎ)・・・屋根に2本の板がV字でとりつけられているもの」が、先端が地面に垂直か(男神)、地面と水平か(女神)かで、ご祭神が女神か男神か区別できる。
  • 鳥居が地震や台風で倒れない理由:鳥居は土台である「沓石(くついし)」の穴に柱を差し込んであり、固定されていないため。東京スカイツリーも同じ免震の技術が使われている。
  • 厳島神社の鳥居はなぜ腐らないのか:材料として、大鳥居の主柱(おもばしら)には耐久性や耐水性が高く、虫がつきにくい「楠(くすのき)」が使われており、主柱の前後を支える袖柱には、水に強い「杉」が使われているため。当然木材なので、定期的に修復や再建をしている。現在の大鳥居は、柱に使用する樹齢500〜600年の楠をさがすのに20年もの歳月がかかったそうです。
  • 七福神は幸福と財運の神様。宝船に乗っている絵が多い理由は、海の向こうの世界からいらっしゃると言われているからだそうです。
  • 神社を守る狛犬h、入り口に向かって右の狛犬は口を開けており、左は閉じている。これは宇宙のはじまりと終わりを表しているそうです。

などなど学べることがたくさんすぎて、本書籍は購入して私の教本とさせていただくことにしました。

 

日本人にとって、神社は欠かせない知識。

この本を読むと神社参拝が一味も二味も愉しくなること間違いなし。

超絶おすすめの一冊です。

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